エンドラインを決める

プログラミングについては、これを業として行っている人が大半であると思いますが、つまり多くの人がプロであるはずですが、趣味的な意味で行っている人が実は多い分野ではないかと思っています。

私は、「趣味的」という言葉は、品質が悪いということよりも、品質の偏りを容認するという意味で理解しています。
時には、職業上の成果物よりも趣味的な成果物の方が品質にこだわったものが出来上がることがあります。ただ、その品質は、時には職業上のニーズに反することがあります。言い換えれば、趣味的なプログラミングで品質の偏りが容認されるのは、まさに業務上の要求がクリティカルではないからといえます。

逆に言えば、趣味的なプログラムであっても、業務上のニーズに反しない範囲で収まるのであれば、業務上の成果物としても使う余地が生まれてくると言えます。

 

さて、趣味的にプログラミングする場合においても、それが使われることを想定して作られるのが常ですから、クリティカルな意味での要求ではないにしても、実際には存在しない業務上の制約を自らに課すことによって、一定の規律を生む必要があると考えます。

規律と一口に言っても多様にありますが、趣味にはないことが多く、業務に必ず存在する規律の一つは「エンドライン」だと思います。

ある時点までに、一定の成果を出す。たとえ必要がなくとも。

これをキッチリ決めて取り掛かろうと思います。